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相川 創
(2期生)
要旨 |
太陽粒状斑は光球における鉛直対流の現れである。近年の観測技術の進歩により、粒状斑の微細な構造の観測が可能になった。
それに伴い、黒点近傍などの活動領域における、粒状斑の性質について多くの観測が行われ、そのサイズや寿命に変化が現れることが分かってきた。この変化は、主として活動領域における強い磁場の影響と考えられている。
本研究では、定常磁場中における鉛直対流と問題を単純化した。その上で実際に磁場が対流に影響を与えることを、実験的に実現することを目的とした。水銀を実験流体としてコイルによって作られた磁場中を対流させた。それを、点光源からの水銀表面の反射光が、表面の微妙な変化のパターンを反映した像を作ることを利用して可視化した。
その結果、磁場中で対流させたものは、単位面積あたりの対流セル数やセル壁の分岐数の減少が見られた。 |
本文 |
- 背景
- 研究の目的
- 実験
(1)実験流体
(2)磁場の発生
(3)水銀対流の可視化
(4)実験装置と方法
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- データの抽出
- 結果と考察
- 結論
- 謝辞
- 参考文献
- 付録1 データ
付録2 水銀を実験に使用するために
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