ハチドリのひとしずく

専門分野:地球誌,臨床地球物理学
(固体地球惑星物理学的手法を主に用いて)

地球を語ろう!

 こちらでは,固体惑星で生じる様々な現象の中の面白そうなことにかじりつき,分野や手法にこだわらずに可能な(自分たちで出来る)アプローチを駆使し, そのしくみを解明していくことを目指しています.現象を多様な方向から捉え,全体像に迫りたいということです.特に長い時間スケールで流体的に振る舞う惑 星内部の振る舞いの理解を基に,沈み込み帯での温度構造やマントル内の対流,またそれらと地震や火山などの地質現象,マントルの構造や進化等との関連など に特に興味があります.

臨床地球科学!

  地球科学は自然をパーツに分解しそこでの素過程を考えるだけではなく,そのパーツを組み立て自然が全体としてどの様にWORKしているのかを明らかにして いきます.それを読み解くためには,実際に様々な現象が折り重なる自然全体の働きについての感覚を持つことが不可欠です.自然を良く観察すること,また実 際に自然からデータを取り出してみること,実験で自然を再現してみることを一度は自分で経験してみることが重要です.それによって自然を感覚として捉える ことが出来ます.ネットで得られるデータやモデルから構成される形而上の自然をさまようのではなく,実際の自然界で生じている現象,その臨床の場へ!

百均地球科学!

  観測や実験は難しいことをする必要はありません.自分の周りの自然現象を,簡単な装置を自作して観測や実験を行ってみましょう.百均やホームセンターで簡 単に購入できるもので,結構様々な実験や観測が出来るものです.それで自然に関する感覚を養うことが出来れば,データーを自分の切り口で読み解くことが出 来,自然現象を簡単なモデルで記述することもできるでしょう.観測や実験を行うことが目的ではありません.それは始まりです.

!?粉を落とすと あら不思議?!


しかし...

 世の中の組織には,狭い専門分野に特化した小ユニットがガラパゴス諸島の様に存在する体制を採っていルところがあります.短にもありますね.そ こではそれぞれのユニットが基本的に1つのパーツのみを対象とする独自の考え方に基づき,それぞれ接点の無い独自の世界を作っています.狭い領域に閉じこ もりたくないと考えた時,居心地はどうなのでしょうか?知っている唯一の世界だからそれが普通で違和感を感じないのでしょうか?世の中にはもっと違うオー プンな価値観が存在しています.多少でも広い世界を散歩したいと思っている学生さん,様々な考え方にふれてみませんか?ゼミ等もやっています...

!がんばれ学生さん!