2019年度 探究型地球科学課題演習 各演習テーマの紹介

受講者は,下記の中から一つの演習テーマについて半期を通じて取り組みます


教員名 テーマ
タイトル 内容
酒井 敏 気象
夕方なぜ気温は下がる?
一日の気温変化を見ると、だいたい午後2時頃に最高気温を記録し、その後徐々 に下がってきます。しかし、午後2時以降も日射はかなり強く、太陽は地表面を熱し続けています。にもかかわらず、なぜ気温は下がるのでしょうか?それを探 るべく、ドローンを飛ばして地表面付近の気温分布の変化を調べます。
土井 一生
地震・地盤
弾性波・音波でいろいろな物体の中身の変化を捉えよう
地震波・弾性波は、非破壊で地球や物体の中身に関する情報を得るための重要な ツールとなります。この実験では、実験室内で媒質の中に弾性波や音波を透過させ、その物体の性質について把握します。また、状態が変化をしていく物体に対 して、長期間弾性波を送りその受振信号の変化を観察することで、中でどのようなことがおこっているのか推定します。
吉村 令慧
地球電磁気
空中磁気探査に挑戦

身近な岩石は少なからず磁石としての性質を持っています。地表で面的に磁気を測定すると、強弱の分布が得られ、その地域の地下構造を推察することができます。今回は、このような磁気測定を「空中」で行うことに挑戦したいと思います。成否は予測不能です。

鈴木 寿志 地質・古生物 プランクトン化石を探そう 京都市北部ないしは東部の丹波地体群を調査し、堆積岩からプランクトンの一種である放散虫の化石を探します。化石の属種を同定し、地質年代を明らかにするともに、地域の地質形成過程を考察します。