シェルピンスキー四面体のフラクタル次元が2なので、なんとか2次元の板を切ったり折ったりすることで作ることを考えました。
0.5mm厚の塩ビ板に図の実線ようにホットナイフで切れ目を入れ、点線のところで折り曲げます。
塩ビ板をそのまま折り曲げると、折れやすくなるので、半田ゴテの先に銅板を取り付けたものを作り、その銅板で塩ビ板を線状に熱して柔らかくして折り曲げます。
これを二つ組み合わせると、小さな四面体がたくさん組み合わさったシェルピンスキー四面体ができますが、影を作るだけなら、折り曲げた板一枚で十分です。このシェルピンスキー四面体ユニットを4つ組み合わせたものが下の写真です。
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このモデルは2006年「フラクタルvs他の形」の実験で使いました。
製作: 野田麻美、本田純子、鍋島史、辺泥希美、山口映美