2018年度 探究型地球科学課題演習 各演習テーマの紹介

受講者は,下記の中から一つの演習テーマについて半期を通じて取り組みます


教官名 テーマ
タイトル 内容
酒井 敏 研究の原点
道具をつくってみよう
研究とは、人がやったことがないことをやることです。そのための道具や方法が あらかじめ用意されているわけではありません。古代より人類は様々な道具を発明し、それを積み重ねて文明を作ってきました。その営みの本質はすべて「研 究」です。この演習では、古代の人が作ったような素朴な道具を自分で作ってみることで、彼らが何を考え、どのように新たな知識や技術を獲得(研究)したの かを探りたいと思います。




土井 一生
地震 地震波・弾性波を使って地球や土について調べよう

地震の揺れは地球の中を伝わってやってくるので、地球の中身についての情報を持っています。それゆれ揺れの記録をコンピュータで分析すると様々な情報を抽出することができます。地震の揺れを使って、時には地面の揺れを起こして、知りたい地面の下の情報を調べてみましょう。

伊藤 正一
隕石
隕石解剖学:同位体顕微鏡を用いて隕石から宇宙を覗いてみよう

太陽系開闢期における物質進化を議論する研究分野は天文学、宇宙物理 学、惑星科学、宇宙地球化学と多岐にわたる。本実習では惑星物質科学に基づき、最先端の表面分析技術を駆使することによって、実験室で実際に手に取って、 約46億年前の太陽系最古の記録をを読み解く手法を学んでもらう。太陽系誕生の姿を一緒に覗いてみませんか?

鈴木 寿志 地質・古生物 プランクトン化石を探そう 京都市東部の丹波地体群の地質調査を行い、堆積岩からプランクトンの一種である放散虫の化石を探します。化石の属種を同定し、地質年代を明らかにするともに、地域の地質形成過程を考察します。