2016年度 探究型地球科学課題演習 各演習テーマの紹介

受講者は,下記の中から一つの演習テーマについて半期を通じて取り組みます


教官名 分野 テーマ 内容
酒井 敏 気象 気象庁滅亡の日 ある日、気象庁のシステムが全く機能しなくなった。気象庁だけでなく、世の中のハイテク機材は全く動作しない。幸い、コンビニ、百均、ホームセンターの商品は無事である。それら、手に入るものだけで、気象観測をせよ。
金子 克哉 地球流体 アナログ実験で自然現象の本質をとらえる 自然のなかで起こる様々な現象を,「実際に起こっているのだから」とただ受け入れていないだろうか.しかし,少し考えてみると,「なぜなんだろう」と疑問が生じ,さらに考えると「きっとこういうことだろう」と納得できるかもしれない.では,その考えが正しいのか?現象の本質を見極め,実験室でミニチュア模型を作り再現してみよう.
谷口 慶祐 地震 実際の地震計の記録を扱ってみよう

自然地震と核実験の地震動の記録は区別がつくのか、また自分たちで作った装置で地震動はとらえられるのか、について探求したいと思います

小木曽 哲 岩石 マグマを作る・火成岩を読む

岩石には、火成岩・堆積岩・変成岩の3種類があります。これらの中で火成岩は、マグマが固結してできたものと考えられています。でも、それは本当でしょうか?どんな種類のマグマから、どんな火成岩ができるのでしょうか?実際に実験室でマグマを作って確かめてみましょう。

鈴木 寿志 堆積・古生物 プランクトン化石を探そう 京都市北部、鞍馬川沿いの丹波地体群の地質調査を行い、堆積岩からプランクトンの一種である放散虫の化石を探します。化石の属種を同定し、地質年代を明らかにするともに、地域の地質形成過程を考察します。